不眠における睡眠薬の活用

睡眠薬服用の注意事項

 

 

睡眠薬は基本的には専門医の診断と処方がなければ手に入れることができません。服用の際も医師に処方された通りの量を正しく服用するようにしなければなりません。今日は眠れないからと薬の量を増やしたり、服用回数を勝手に増やしてはいけません。

 

当然のことながら、アルコールと一緒に服用することはいけません。薬が効きすぎてしまう可能性があります。

 

カフェイン系のドリンクを飲むとカフェインには覚醒作用があるので睡眠薬の効きが悪くなる可能性があります。飲む時間に気をつけましょう。

 

また睡眠薬服用時の車や自転車の運転は極力避けましょう。極度の眠気による判断能力の衰えから事故を起こす可能性があります。

 

基本的なことですが、妊娠中の服用は胎児に影響がでる可能性があるため服用できません。また高血圧や糖尿病などで他に薬を服用している場合は、その旨を医師に伝えた上で睡眠薬の処方を依頼しましょう。

 

また睡眠薬を服用すると健忘症になり物忘れを起こしてしまうことがあります。これは睡眠薬を服用してそのまま起きていると起こる可能性があります。睡眠薬を飲んだらすぐに眠るようにしましょう。

 

高齢者の場合は、睡眠薬を飲むと若者よりも薬の分解速度が遅く効果がゆっくりと長めに続くことがあります。

 

高齢のため頻尿になり夜中にトイレに起きたときなどに薬のせいで足元がふらつくので転倒などの危険性もあります。これらを十分に注意して生活するようにしなければなりません。

 

不眠の薬物療法はあくまでも対処療法にすぎません。睡眠薬には他の薬同様に副作用がありますので、薬に依存しすぎずに薬を減らす努力も必要です。